


印鑑
個人印
実印
市区町村に登録し、印鑑証明書の取得が可能な唯一の印鑑を指します。登録は1人1本のみで、住民登録のある市区町村役場や出張所にて行います。実印は重要な契約や手続きに使用され、自動車や不動産の売買、遺産相続、法人役員の就任、公正証書の作成、保証人契約などに不可欠です。紛失や盗難のリスクを防ぐため、厳重な管理が必要です。印面サイズは、男性は15~18mm、女性は13.5~15mmが一般的とされています。
銀行印
銀行口座を開設する際に登録する印鑑のことです。銀行印は、預金の引き出しや口座の各種手続きに使用される重要な印鑑です。そのため、通帳と印鑑は別々に保管することが推奨されています。万が一、両方を紛失すると不正な引き出しが行われるリスクがあるため、厳重な管理が必要です。銀行印のサイズは12mm~13.5mmが一般的とされており、個人の用途や好みに合わせて作成されます。
認印
日常的に最も頻繁に使用される印鑑で、実印や銀行印のように登録の必要がない印鑑です。多くの人が「認印=簡易な印鑑」というイメージを持ちますが、本人が押印した事実が証明されれば、法律上は実印と同等の効力を持つ場合があります。認印は、宅配の受け取りや書類への軽い承認など、幅広いシーンで使われます。印面サイズは10.5mm~12mmが一般的で、手軽に作成できる一方、紛失や盗難のリスクを防ぐため、保管場所に注意することが大切です。
料金表(個人印)



法人印

役職印
会社設立時に法務局へ登録する印鑑で、法人の実印に該当します。法人の権利や義務を証明する重要な印鑑であり、契約書の締結や公的な手続きで使用されるため、厳重な管理が必須です。登録には一定の規制があり、印面サイズは「10mm以上30mm以内の正方形に収まるもの」、かつ照合が容易なデザインが求められます。これを満たさないと登録できないため、作成時には注意が必要です。印面のサイズは18mmが一般的で、視認性と取り扱いやすさのバランスが取れています。

銀行印
企業が銀行と当座取引を行う 際に登録する印鑑のことです。この印鑑は、手形や小切手の決済に不可欠で、押印がなければ決済が行えません。一方で、この印鑑1本で企業の資金に関わるすべての手続きが可能なため、厳重な管理が求められます。盗難や紛失のリスクを考慮し、金庫や専用の保管場所での管理が推奨されます。印面のサイズは16.5mmが一般的で、代表者印より一回り小さいサイズとされています。

角印
契約書・領収書・請求書などに押印される印鑑で、法人の認印に該当します。書類の発行元を明示するために使われ、取引先への信頼性を高める役割も担います。印面のサイズは、15文字以上なら21mm、25文字以上なら24mmが一般的とされており、文字数や用途に応じて適切なサイズを選ぶ必要があります。角印は、日常業務で頻繁に使用されるため、紛失や不正使用を防ぐための管理が大切です。
料金表(法人印)



印鑑の素材について

本象牙
本象牙は、希少価値が高く「印鑑の王様」と称される印材です。押しやすさと耐久性に優れ、長く愛用できる印材です。

オランダ水牛
飴色の斑点模様が特徴の印材で、高い耐久性を誇ります。個性的な風合いが魅力で、こちらも女性に人気です。

チタン
高い耐久性と半永久的な使用が可能な金属製の印材です。スタイリッシュな外観が魅力で、個性的な印鑑を求める方に人気です。

黒水牛
黒水牛は、水牛の角を黒く染めた漆黒の印材です。耐久性が高く法人印にも多く使われています。

白オランダ水牛
白オランダ水牛は、美しい乳白色と高い耐久性を兼ね備えた印材です。特に女性からの人気が高い印鑑です。

本柘
硬質な木材で、使い込むほどに艶が増す美しい印材です。法人印や日常使いに適した人気の素材です。

